旅行のすすめ 史跡巡り 沖縄
沖縄旅行はビーチリゾートだけじゃない!
夏はリゾート目的で出かけることも多い沖縄ですが、その他の季節に行くなら是非史跡巡りもいかがでしょうか?琉球の歴史を感じながら、タイムスリップもいいですね。
琉球王国について
沖縄の歴史を語るのに必須の琉球王国ですが、今からおよそ570年前から約450年間にわたって、日本の南西諸島に存在した王制の国で、独自の琉球文化が多く存在します。
日本の鎌倉時代12世紀ごろより、政治的勢力が現れ始めた琉球諸島で、各地で豪族が互いに抗争や和解を繰り返しながら発展してきました。
1429年に尚巴志《しょうはし》が按司《あじ》と呼ばれる各地の豪族を統括し、統一権力を確立することになります。
独自の国家が形成され、中国・日本・朝鮮・東南アジア諸国と外交などを通して発展しました。
1469年に、政権交代が一度行われた歴史がありますが、1609年日本の薩摩藩が琉球に侵攻して首里城の占拠に成功。それ以降は270年もの間表向きは中国の支配下、実際には薩摩と徳川幕府に従属する形で存続しました。
1879年に、首里城から国王を追放することで沖縄県を設置し、琉球王国は滅亡することになりました。
おすすめの史跡巡り
玉陵《たまうどぅん》
15世紀尚真王が父・尚王円王の遺骨を改葬するために作られ、のちに第二尚氏王統の陵墓となった石造り建造物です。
沖縄県内では初の国宝指定となります。
琉球の歴史に触れることができる場所です。
電話 098-885-2861
アクセス
市内線1番・17番・市外線46番 首里城公園入口下車 徒歩5分
那覇よりバスで約30分
午前9時から午後6時(最終入場午後5時30分)
年中無休
入場料
大人300円 小人(中学生以下)150円
※保護者同伴の小学校未満児は無料
首里城公園《しゅりじょうこうえん》
※公式サイトより
琉球王国の中心地として栄えたことを表す華やかな姿です。沖縄県最大の木造建築物で、日本と中国の建築様式をうまく取り入れ、琉球文化の独自性を表した建物です。
残念ながら、火災で焼け落ちてしまった首里城ですが、現在正殿や御庭が現在復旧工事をしており立ち入り禁止となっているようです。周辺一帯が公園になっているため、守礼門から正殿前まで坂を上りながら雰囲気を味わうことができます。公園内には、守礼門を含む園比屋武御嶽石門や円覚寺跡など重要な遺跡が点在しています。
元の姿を知っているととても悲しい気持ちになりますが、一日も早い復旧を願うばかりです。
朱里公園は丘の上にあり、坂道を歩くことになります。展望台からは那覇を見下ろせ海まで見渡すことができます。
TEL:098-886-2020
アクセス
バス 市内線1・4番 市内線346番
入場料:無料(無料区域公開エリア)
※有料区域公開エリア料金
大人400円 中人(高校生)300円 小人(小・中学生)160円
未就学児(6歳未満)無料
ご利用案内 | 首里城 ‐ 琉球王国の栄華を物語る 世界遺産 首里城
中城城跡《なかぐすくじょうあと》
※公式サイトより
琉球王国の城《グスク》及び関連遺跡群のうちの一つとして世界遺産に登録されている中城城跡は自然を生かした美しい曲線の城壁が特徴です。
1450年頃、先中城按司と護佐丸により築城されたと言われており、6つの郭が連なっています。丘陵に立つ城跡からは中城湾、宜野湾市、東シナ海、北側の勝連半島、南の知念半島が一望でき、景勝地にもなっています。
第二次世界大戦の激しい戦いの際の損傷が最も少ない、貴重な城となっています。
住所:〒901-2314 沖縄県中頭郡北中城村泊1258番地
TEL:098-935-5719
駐車場:無料(約50台)
年中無休
8:30~17:00(10月~4月)
8:30~18:00(5月~9月)
アクセス
那覇空港より車で約40分
入場料
大人400円 中・高校生300円 小学生200円
勝連城跡《かつれんじょうあと》
※公式サイトより
世界遺産に登録されている城《グスク》の一つで琉球王国が作られていく過程で国王に最後まで抵抗した按司が住んでいた城として知られています。うるま市と青い海を一望できる景勝地です。
自然の地形を利用し、城壁の曲線が美しいそびえたちます。
TEL:098-978-7373
年中無休
9時~18時
アクセス
那覇空港より車で約90分
世界遺産勝連城跡 公式ホームページ - 勝連城跡 公式ホームページ Katsuren castle ruins official site
座喜味城跡《ざきみじょうあと》
※公式サイトより
座喜味城は琉球王国が安定するのに尽力した護佐丸によって築城されました。
国王に対抗しようとする勢力を監視するために作られたと言われ、規模は小さくも城壁や城門の美しさは沖縄の城の中でも随一といわれます。
波打つように設計された城壁により、攻めてきた敵を様子をのぞき込まず見ることができ、城の奥へ導かれるように見える通路なども、実は行き止まりになっていたりと、様々な工夫がされています。
眺望は西に残波岬、北に伊江島などを望むことができる絶景スポットです。
住所:〒904-0301 沖縄県中頭郡読谷村座喜味708-6
TEL:098-958-3141
入場料:無料
アクセス:那覇空港より車で約1時間
具志川城跡《ぐしかわじょうあと》
※公式サイトより
東側の城門あたり以外は海に面しているため、太平洋を見渡せる絶景スポットでもあります。
崖の上に築城され、25,700㎡の敷地は沖縄古城跡の中では大きい古城の一つとなっています。久米島にも同じ名前の城があり、そこから逃れた具志川城主が築いたという言い伝えがあります。
現在は石垣のみですが、沖縄らしさを感じることができます。
道中は道が狭いため気をつけましょう。
アクセス
◆那覇空港より車で約40分
◆『いとちゃんmini』糸満市周遊バス
M-17 具志川城跡下車
周遊バス予約:098-840-3210
遺跡には無駄に手を加えず丘の上に立地していることが多く、決して歩きやすいとは言えません。できるだけ歩きやすい靴で出かけることをお勧めします。
現在新型コロナウィルスの影響により、情報が随時変更になる場合があります。 詳細については、各自公式サイト等で最新の情報の確認をお勧めいたします。 早く新型コロナウィルスに振り回されることなく、楽しく旅ができる日が来るようにと願うばかりです。